そんな中、一組だけ元気なグループがいる。
実験テーマのひとつとして、クロウラー(Crawler: 検索エンジンが実施する、コンテンツ収集ロボット)の誘導を据えているのだけど、これが予想以上によく訪れてくださるんですわ。
過去のstatsから、最近のMSNの必死ぶりは想像できた。
というか、ちゃんと集計してないけど、先月のトラフィックの半分はMSN関係じゃないのか?
ところが新サイトにおいては、YahooもGoogleも似たようなモン。
毎日ものすごい勢いでロボットやってくるのですよ。
携帯向けの殺風景なサイトで、広告が皆無というのもポイントなのか?
冒頭の言葉。
思わず呟きたくもなります。
たしか山本一郎(切込隊長)氏あたりも言っていたと思うのだけど。
いわゆる検索エンジンが焼け太りしてきたのは、世界中のお人好しが、タダでコンテンツを提供し、彼らに利益をもたらし続けたからだ、という話がありました。
で、さすがに個人も含めたコンテンツ提供者の多くは、この不毛な状況に気づいたか、あるいは持ち玉を全て出し尽くしてしまって、新たなネタを提供できなくなっているんジャマイカ。
で、各社クロウラーが涙目になりながら新コンテンツを探していると。
ですがよ、そりゃ甘いと思うなぁ。
こんにちのインターネット環境において、情報がものすごい勢いで伝播することを、我々は既に学習してしまった。
本当に価値のある情報、とくに陳腐化の恐れが無い情報については、ものすごい勢いで隠れたがるのは、道理。
逆に煙幕のごとく、無価値な情報や、むしろ有害な情報ばかりが流通するようになるのも、道理。
「悪貨は良貨を駆逐する」って、こういう時に使うので合ってる?
ともあれ、ようやく3rdステージがやってきたなという手応えを感じはじめています。
ドッグイヤーと言われつつ、意外とのんびりしているんですよね。
今度こそ、この波に乗ってやりたい。いや、相変わらず準備ぜんぜん足りないですし、自信も無いですけど。
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