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[サーバ] sendmail.postfixコマンドの-bvオプション
07/17/2010 20:04 (投稿者:たかの)

諸事情でサーバの移行に精を出している。顧客分と自己分のを同時に作業して、それまで6台&7-IPv4に収まっていたものを、だいぶ破棄するとはいえ2VPS+自宅ディスクレス+仮想サーバ(常時稼働なし)の3-IPv4に納めようというのだから結構な手間がかかっている。
ただまぁ、こういうときでもないとドキュメントをちゃんと読み返したり新機能をチェックをしたりする機会がなくて、いろいろと勉強になっている。
表題の件もそのひとつで、「そういえば」と思って探してみたら、Postfix デバッグ HowtoPostfix Debugging Howtoの日本語訳)にちゃんと書いてあった。

それまで、バーチャルアドレスの移転の際には、

telnet mta.example.com 25

して手でheloするという、実に原始的な手法を続けていた。
というのは、DNS切替直前までは、旧経路を活かしておきたいので、通常のメール送信でテストできない。
なので、現行のMXを参照しないように、設定済みの新ホストのSMTP(port 25)に直接接続して、新しいアドレスを受け入れるかどうかをテストしてた。
今回もそうしていたのだけど、数も多いしさすがにもあほくさくなってきて、こういうのをヘルプしてくれるようなクライアントは無いか、あるいはヘルパーコマンドの中に使えそうなものは無いか…と思って探していたら見つかった。

なんのことはない、sendmailコマンドで-bvオプションを使えばよいのだそうな。こんなふうに:

sendmail -f sender-address@example.com -bv address-to-test@example.com

通常のsendmailコマンドとは違って、メール本文は受け入れないし、メールが出されることはない。
けど、どのようにアドレス解決されて、どこへメールが飛ぶかをテストし、分析結果をsender-address@example.comに配信してくれるんだって。こんなメッセージが出る:

Mail Delivery Status Report will be mailed to <sender-address@example.com>.

ちなみに、-bvオプションの代わりに-vオプションを使うと、実際にメールを出してみて、その結果をsender-address@example.comに配信してくれる。

詳しくはADDRESS_REWRITING_README ドキュメントの最後にある デバッグセクション を参照するとよい(原文はこちら)とのことだよ。

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