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[サービス] ServersMan@VPSに吃驚
01/11/2011 20:11 (投稿者:たかの)

昨年5月のサービス開始から、DTIのServersMan@VPSを使っている。専用サーバからのリプレースがどこまでいけるかという、ある種チャレンジだったが、細かいことに目をつむれば概ね不自由が無かったのには驚いた。まぁ、外部向けのサービスを止めさせてもらってからは大して使っていなかったということだろう。(Spamも1/100くらいに減ったし)
ただ安かろう悪かろうの典型というか、DTIのサービス提供能力の低さには驚くばかり。まるで1999年〜2000年頃くらいの、各社サービスが壊れまくっていた頃を彷彿とさせるようなお粗末ぶりで、ちょっと他人には勧められそうにない。
昨年夏頃はされほど顕在化していなかったので、数人に勧めてしまった。実際に使っている人もいるはず。誠に申し訳ない。

その中でも、昨年12月のメンテナンス対応には開いた口がふさがらない。
そもそも「負荷対策」と称してSSHのポートを22番から3843番へ移行しようというのが意味不明。ブルートフォース対策とのことだが、DoSをかけられているわけでなし、たかだかその程度でリソースが足りなくなるということ自体、各仮想環境の消費リソース見積もりが甘すぎた証左だろう。普通のHTTPリクエストのほうがよっぽどリソースを消費しているはずで、根本的な対策になったとはとても思えない。
実際に稼働状況を見ても、メンテナンス前後での負荷状況は変わらないか、むしろ悪化したように見えた。再起動に伴い、一時的にリソース消費が増えたのに耐えられていないようだった。

さらに驚いたのは、その間にまったくアナウンスされていないアプリケーションのインストールを行っていた!!
メンテ直後に何故かajaxtermのプロセスが上がっており、てっきりポート変更作業に伴って、確認作業のためか何かでインストールしたまま放置されているのかと思い、手動で停止、設定ファイル群も除去した。
勝手に完全消去することで何か支障があるとマズイと思い、いちおうファイルは残しておいたが、そんなことがあったことすら忘れて新年を迎えた。

それが本日1/11、DTI側からのメールアナウンス「ServersMan@VPSの12月アップデートに関する経緯のご報告、並びに今後の運営方針につきまして」というのが届き、中身を見て仰天した。
なんとこれはAirDisplayという新サービスを提供するために勝手にインストールしたものだったそうだ。
しかもその作業のあまりの杜撰さに、方々で非難の的になっていた模様

とくに以下の2記事を見たら、もうこれはだめかもしれんね、、、、

ServersMan@VPSサービス SSH接続用のポート変更に伴う設定変更のお願い
DTI VPSの大部分がオープンプロキシになっていた件について

幸いにしてというか、うちの場合は早々にajaxterm関連を止めていたせいもあり、オープンプロキシになっていたり、Proxyディレクティブの設定を勝手に書き換えられることは無かったようだが、、、、
しかし、このことを今日に至るまで知らされることが無かったというのは、ちょっと看過できない、、、、


残念ながら、既にネームサーバの片肺を預けているなど、かなりのサービスについて依存している。これをあらためて抜くためにかかる作業量を考えると、とてもその余裕も無いので当面は使い続けるしかない。
ただ今後、追加リソースが必要になっても、選択肢に入ることは決して無いだろう。

このサービスは、OpenVZについてもIPv6についてもそこそこ勉強させてもらえたし、支払った費用を考えれば十分モトは取れている。
それでも運営スタッフに対しては、あえて苦言を呈し、猛省を促したい。

必要としていないサービスというものは、たとえタダでもまったく必要無いのだ!!

あらゆるネットワークサービスにおいて、もっとも求められているのは、その安定稼働だ。
見積もりが甘すぎて、それを満たすために根本的な価格改定を必要とするなら、そうすべきである。
あとはその値段を見てユーザが決めること。それを無視してどれだけ策を弄しても、それは徒労でしかない。

自らに求められているものが何であるか、ぜひもう一度考えてもらいたい。

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