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[LinuxApps] tarballに含まれる.specファイルのナゾ
05/27/2000 19:04 (投稿者:たかの)

って、謎でもなんでもないのだが、tarballで配布される新しいソフトウェアから、誰でもRPMパッケージが作れてしまいますよ、というお話。
gnome 1.2が出ているみたいなので、gnome-libs-1.2.0を例に解説。

まず前提条件。

1) RedHatベースのディストリビューション(あたりまえ)
2) コンパイル環境(あたりまえ)

以上。細かいことはいちいち書いていられないので、ここで突っかかっている人はスキルを上げてください(苦笑)

で、自分のホームディレクトリに.rpmrcと.rpmmacrosというファイルを作る。

.rpmrc
--------
optflags: i386 -O9 -Os -mcpu=k6 -pipe -funroll-all-loops

.rpmmacros
--------
%_topdir /home/takano/var/RPM

オプション・ディレクトリ等は適宜変更のコト。

で、上記の例だと/home/takano/var/RPM/SOURCESというディレクトリに、gnome-libs-1.2.0.tar.gzを置く。

あとは、

$ cd /home/takano/var/RPM/SOURCES
$ rpm -tb gnome-libs-1.2.0.tar.gz

として、コンパイルが終わるのをじっと待つべし。

どういう仕掛けかというと、rpmコマンドの-tbオプションは、tarball中に含まれる.specファイルを利用してパッケージを作成するようになっている。

SPECファイルの解説で、日本語で読めるものは、Kondaraで配っているものが一番わかりやすい。

http://www.kondara.org/docs/Kondara-RPM-HOWTO/Kondara-RPM-HOWTO.html

からどうぞ。

もっとも、コード本体に比べてspecファイルは保守が甘くなっていることが多いので、うまくコンパイルできないことも結構ある。
そういう場合は、SPECファイルを取り出して格闘してください。
格闘の結果は(それぞれの)本家に投げるとなおよろしい。

最後に。本家で配っているモノは、日本語環境ですんなり動くとは限らないのでご注意を。

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