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[LinuxApps] うんこたれmail deliver
08/19/2000 19:29 (投稿者:たかの)

自宅のメール環境をqmailcourier IMAPにしようと格闘中なのだが、これがどうにも四苦八苦。
qmailを責めたらよいやら、fetchmailを責めたらよいやら。

アタマを抱えているのは、とにもかくにもantispam対策。

qmailでは設定ファイルの中に「badmailfrom」というのがあって、これは表書きの差出人アドレスを見て差し戻しをしてくれる。
一方、fetchmailにもMTAの応答に従って、rejectされたメールを差し戻す機能(antispamオプション)がある。

これを組み合わせて、ローカル側で蹴っ飛ばせないかな、と思ったのだが、これがダメダメ。
どういうことかというと、fetchmailが想定しているrejectのタイミングと、qmailが実際にrejectするタイミングとがかみ合っていないらしい。

qmailは、「MAIL FROM」と「RCPT TO」の両方を見てから「badmailfromに書かれているから受け取らないよー」とエラーを返すのだが、fetchmailはその前段階、つまり「MAIL FROM」の段階でエラーを返すことを想定しているらしく。RCPT TOでエラーが返されると、メールボックス自体の設定が不正なものと誤認して、そこで異常終了してしまうのだ。
qmailが普通のMTAとして稼働してるぶんにはqmailの動作は十分機能する。けれども、fetchmailがRCPT TOのエラーを検知してしまったら、「本当にメールボックスの設定が間違っている」場合に困る。否応なしに、すべてのメールが差し戻されてしまうのだ。

あとqmailはSPAM対策用のステータスコードがおかしい。RFC1893にて、rejectする場合のステータスコードは「571」を返すようにとなっていて、sendmailなんかはこれに従っている。けれどもqmailは「553」を返す。これはもともとメールボックスが存在しない場合に返すエラーらしい。

とりあえず両側をhackせにゃならんのだな、これは。
qmailのステータスコードを直すのは難しくはないのだけど、fetchmail側はかなり手を入れてやらないとダメっぽい。

という訳で、とりあえずブン投げ。
時間のある方、誰かなんとかしてくらはい。

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