スクリーンショットは見てもらえたかな?
まず最初に驚いたのが「見た目」なのだ。freetype2によるフォント描画をサポートしていて独自のレンダリングを行う(ことができる)。これはフォントのアンチエリアスをサポートするんだな。
日本語の通り具合はマダマダって感じではあるが、GNOMEユーザ会では(やっつけながらも)いくつかパッチが出ていて、これは日本語もちゃんと通すらしい。
で、これはまた技術の結晶でもある。そもそもUNIX文化は「同期」転送が基調で、GUIベースのプログラムを作る場合、どうしても特定処理のブロッキングでUIがフリーズしたような状態になることが多々あった。その極めつけがファイルIOで、デカいファイルの読み込みが伴うようでは目も当てられなくなる。GUIとしては失格だ。
NautilusはこれをGNOME VFSに頼った。これはファイルIOへの非同期通信をサポートするCORBAコンポーネント(という位置づけでいいのかな?)だ。
mozillaとの連携もまずまず。ぢつはコレのためにmozillaを初めて自分でbuildした。実際にmozillaがここまでコンポーネント化できるというのが分かると、なんだかいろんな可能性が見えてくる。ああしたい、こうしたい、etc...
オープンソースネタで、ここまでシビレたのはZope以来かも。
デスクトップをGNOMEが占領する日はずいぶんと近いような気がしてきたぞ。もちろん、その先も含めて、ね。
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