[雑談] GPLの真価が問われる時が来た 05/26/2001 12:29 (投稿者:たかの)
SlashDot.ne.jpより、「GPLの強制力に関する最初の法的テスト」。 GPLのもとで争われた訴訟が今まで一度も無かった(確証が持てなかったので今まで触れなかった)というのもアレだけど、だとすると争点は、原著作者の権利として「改編物の再公開」が認められるかどうか、という点になるのではないか。
以前の記事で、「権利者が権利を行使するための支援機関が欲しい」と書いたけど、今回はFSFが支援にまわってくれるようだ。そりゃ、自身のライセンスそのものの真価を問われる時だ。ここで負けたらおおごとである。 で、もし負けてしまったら(確率はそんなに低くないと思う)、GPLそのもののライセンス形態はどうなってしまうのだろう?まさか「今までのライセンスは全部インチキでした」という訳にもいくまい。ただ、それもどうなることやら。 これからオープンソースでソフトを公開しようと思っている人で、改変版の再公開を「求めなくてもいい」と思っている人は、BSDライセンスにしといたほうが無難かもしれない。うん。