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[サーバ] Spong: 稼働状況監視ツール
06/16/2001 08:51 (投稿者:たかの)

ひょっとしたらdebianの世界では有名なのかもしれないけど、私ゃ全然知らなかったので取り上げてしまおう。
Spongはサーバやクライアントの稼働状況を監視するツールだ。
仕掛けは単純だけど、集中管理するにはなかなか便利そう。よく出来ている。

Spongは、おおまかに分けると次の3つのツールの集合体だ。


  1. 集中管理用のサーバ(単一ホストへインストール)

  2. サーバへ自分の状況を報告するクライアント(各ホストへインストール)

  3. ネットワーク状況監視用ツール(通常はサーバと同一ホストへインストール)


これらは全てperlで書かれている単純なものなのだけど(一部でpingなどの外部プログラムを利用)、まとまりがあって、ちょっと触った感じではなかなか使い勝手が良い。
UN*Xでもディスク容量チェックなど定常的な監視に便利だし、NTクライアントもあるので、サービスが落ちやすい(失礼)NTサーバの監視なんかにゃうってつけだ。
とりあえずデモを見てもらえば、それなりのことが出来ると分かるはず。

もともとこのSpongは、BigBrotherという「半」商用の監視ツールにインスパイアされて作られたものらしい。BigBrotherも悪くはなさそうなんだけど、ライセンス条件が面倒くさくって気軽に入れられる感じじゃない。そこへいくと、SpongはGPLとPerl Artistic Licenseを選択できるというのも嬉しい。

惜しむらくは、不安定(うちだけか?)なPerl Socketモジュールを使っているということと、RPMパッケージが無いこと。需要多そうだし、パッケージ化してしまおうかな。

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