僕がSkypeを本当に必要とするのは、明らかに公衆網でかけると割高なケースである。
つまり、現在の居住地である東京から、地方都市への通話。
意外に思われるかもしれないけど、さいたま市でも既に地方都市勘定だ。(たしか区域外38km圏だったかな)
…で、そうした地域公衆網へかけたときの品質が、著しく悪い。
とくに、明らかにビジネス需要が希薄と思われる地域の、プライムタイムに於ける品質が **壊滅的に** 悪い。
「おーい、聞こえる?」「ほとんど聞こえない、こっちは?」なんて会話で数分消化することもしばしば。
今日び、携帯電話だってこんなに酷くないぞ。
さらに性質が悪いのは、これは当方のネットワーク環境の問題では無いということ。
なぜかというと、同じSkypeOutを使って、同じ地方都市の *携帯電話* にかけたときは、比較的マトモな通話品質を得られるから。
つまりこれは、Skypeが全国に設置した公衆網とのゲートウェイの問題である可能性が高い。
負荷の問題か帯域の問題かは分からないが、この高帯域時代に、音声通話ごときでここまで帯域が逼迫するとは考えにくいから、中継機器の性能問題のような気はする。
そしてもうひとつ問題なのは、Skypeの通信事業者としての立場である。
つまり、こんなおなざりな(マトモに使えない)サービスを提供していても、通常の電話事業会社に科せられるような品質保証義務を受けずに済んでいるということだ。
それこそユニバーサルサービス料も負担していないのではないか?
たぶんこれからもしばらくの間は、SkypeOutは僕の需要を満たしてくれないだろう。
仕方ないので代替サービスを探している。
「フュージョンでSkype」は、「電話をかけるときにフュージョン網を利用して発信させたりできる」とあるけれども、これはアテになるのかいな。
(「フュージョンでスカイプ」するへ続く)
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