(この記事は「SkypeOutのだらしなさ」の続きです)
結論から言うと、これはもちろん ***十分すぎるほどある!!!!***
まず分かりやすいところから。
公衆網から着呼可能な電話番号、つまりSkypeInに相当する機能は、純正のものより割安だ。
純正のSkypeIn番号の価格は、3ヶ月で2,250円(月あたり750円)、12ヶ月で7,500円(同625円)。
これに対しFUSION-IP番号は、初期費用こそ500円かかるものの、その後は月額380円だ。
SkypeInとして割り当てるIP電話番号は、FUSION-IP電話から流用された番号であるようなので、他社から発呼したときの通話料は全く一緒のはず。
たとえば、NTT東日本の加入電話からかけた場合は3分11.34円。
これなら、日本語が理解できる日本国内の居住者であるならば、SkypeInよりもFUSION-IP電話のほうにメリットがある。
発呼はどうだろう。
FUSION-IP電話の場合、発呼が3分8.4円であるので、SkypeOutの条件、つまり1分課金かつ1分2.67円と比べると若干見劣りがする。
ところが現行のSkypeOutの場合、全発呼に対して接続料金4.9円が別途加算されるようになってしまった。
これのモトを取るには、通話時間4分以上かつ3の倍数+1(4,7,10,13…)の分で切った場合でなくてはならない。
さらに!
SkypeOutから日本のIP電話網への発呼は、1分17.5円もかかる!!!(携帯宛も同額)
アホか!!!
つまり、Skypeのサービスを利用するよりも、あらゆる面においてFUSION-IP電話を利用するほうがメリットがある。
いやー、これには驚いた。
しかし、発呼の仕掛けはかなりトリッキーなのだ…
最初は何故Windowsのアプリケーションを常駐する必要があるのか不思議だったのだが、どうやらこれは必須となりそうだ。
つまりMacOSや他のPocketPC端末なんかでは使えないことになる。
まずSkypeを通じて一般電話へ発呼しようとすると、「FUSIONでSkype」常駐プログラムが、勝手に電話を切る(!)
続いて、その常駐ソフトウェアが、フュージョン社のサーバへ情報を送信。
すると、発呼をとりやめたばかりのSkypeへ、フュージョンのゲートウェイから呼び出しがかかる。
このときの発呼元は、契約者自身の050番号。
これを常駐ソフトウェアが勝手に取る!!!
フュージョンのゲートウェイは、それと同時に先方の加入電話網へも発呼。
なぜか自分の番号での着呼がSkypeにあって、なんでだろうと首を傾げていた。
この仕組みがようやく分かったときは、まさに目から鱗が落ちた。
しかし、一般の人にはこの挙動は理解しがたいだろうなぁ。
そして、肝心の通話品質。
もちろん問題なし!!!!(^^)v
バンザイ!
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