とくに僕自身はドコミの最安プランSSを使っていたので、通話料は20円/30秒と劇高で、とても看過できる水準ではないと思っていた。
けれども仕事先の人は、実需があるのでもっと上のマトモなプランをお使いなのか、普通にドコモで連絡くることがほとんど。
一方で僕自身は、家族に対しては主にソフバン(ホワイト家族)、遠方の人間に対しては固定の光でんわを使うことがほとんどで、わざわざSkypeを使ってかけずとも用が足りてしまうようになった。
なによりSkypeのためにWindowsマシンを立ち上げたままにしておく習慣を止めたいと思っていたので、要望が来たら再び上げようかと考え、閉じることが多くなった。
もうひとつ、P2Pネットワーク全体に対して懐疑的に考えるようになった。
きっかけは自宅のネットワーク構成を変えた際に、Windowsマシンは直接NATで出られないようにサーバ構成を変更したこと。
どうしても出す必要があったり、パフォーマンスを考慮するとNAT出ししたほうがよさそうなもの(株価配信など)については、Linuxのiptablesでログを取りながらNATを許可するようにしたのだけど、そうするとSkypeのログだけがムチャムチャ異様に映ったのだ。
全くこちらで関知しないIPアドレスからバンバントラフィックが飛んできたり、こちらも知らない一般ユーザのアドレスへバンバン繋ぎにいったりしてる。これではログを取っていたとしても、何か起こったとき、追跡は困難を極めるだろうと思った。
顧客のほうでもセキュリティに過敏になっている今、万一事故が起こるとしても、その原因を追求できないような事態は避けたい。
そう考えて、積極的なSkypeの利用には躊躇するようになった。
だが、最大の理由は、会社としてのSkypeへの不信だ。
以前の記事にも書いたが、SkypeOutのクオリティは決して誉められたものではなかったし、これがユーザ側の回線環境によるものではなかった。
また接続料の値上げなど、コスト割れであることを理解できなくもないが、競争力を持たない価格設定を平気でしてくる姿勢にも呆れた。
そして、つい一週間ほど前、不信を決定づける最大の事件が発生し、今も続いている!!!
何が起こったかというと、3/22にSkypeOutのクレジット残高の有効期限が切れたのだ。
Skypeのチャージ残高は、最後に使用してから180日経つと失効するようになっていて、30日前、7日前、72時間前にリマインダが届くようになっている。
残りのチャージ残高は100円少々のものなので、上記の理由で使用を躊躇していたところ、あっけなく期限切れを迎えてしまった。
すると「Skype:お客様のクレジット残高が期限切れになりました」というメールが届くようになった。
届く「ようになった」。
そうなのだ、この日を境に、いやがらせのように、expireを知らせるメールが毎日届くようになったのだ!!!
恐らく何かのバグには違いないと思うが、これを問題と考えないか、あるいは対処できないような会社を、僕はとても信用できない!!!
ということで、Skypeはアンインストールしました。
フュージョンIPも解約することにします。御世話になりました。
こんな形で慣れ親しんだサービスと決別しなくてはならないのは悲しいことですが、これも時代なんでしょうか。
約26億ドルでバイアウトされたような会社が、個人の零細運営サイトと似たような、だらしない末路をたどるというのも、なんとも。
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